スーパーB級変形ロボット大戦 ダガング

『いんちきおもちゃ大図鑑』の加藤アングラ氏+いんちき番長氏の書籍第2弾の本を作りました(編集と本文デザインを担当しました)。
タイトルは『スーパーB級変形ロボット大戦 ダガング』。
みやげ物屋やファミレスのオモチャコーナーでアニメとか特撮などのものじゃない、オリジナルのロボット玩具を見たことはないでしょうか? あの手のオモチャについての日本初というかたぶん世界初の書籍です。
加藤氏&番長でなければ作れなかった本だと思います。


『いんちきおもちゃ大図鑑』のおふたりなので、もちろんオモロ系のネタもたくさん載せてますが、非メジャーのオモチャとあなどれないカッコいい系のロボットも多数掲載しています。
まず『スパロボ』に出ることはなさそうなロボット達なんですが、イラストレーターの「ぶっと」氏に良い感じにイラスト化していただきました。




で、これらのオモチャはアニメや特撮番組といった媒体を持たないので(一時期のミクロマンビックリマンのように)パッケージに書かれたストーリーなどで世界観を展開してるものも多く、それらのストーリーも紹介してます。
画像はザ・アクセスの「バイオロイド」シリーズのものです。「オクティマス」(笑)。
まあネーミングはともかく、こういう風呂敷が広がってく感じって面白いっす!



そして、こうした世界観づくりも含めて、商品の企画デザインがどう行われていたかについて、現在はガンダムなどのメジャータイトルに関わっていて、当時はオリジナルロボット玩具を手がけていた企画デザイン会社ビークラフトの三井猛夫社長と企画部の新谷学マネージャーにインタビューしています。


ちなみに、その取材中に当時のスタッフとして「ミヤオガク」さんという方のお名前も出てきて、話を聞いているときは漢字が頭の中で変換されなかったんですが、後で宮尾岳氏のことなんだと気づきました(『アオバ自転車店』好きなのに分かりませんでした)。


それから、ビークラフトさんでは発売されなかった幻のロボットの試作品なんかも見せてもらえました。取材した甲斐がありましたよ、ホント。
その他、玩具を紹介させていただいたザ・アクセス、ウイング、早川玩具の各3社の皆様にもたっぷりと貴重なお話を聞いております。
アングラ氏+番長ならではの濃い本になったと思います!


あと、書店用に作ったポップはこんな感じです。


余談ですが、この本を作ってる最中に個人的に変形ロボット玩具をいくつか買いました。
そのひとつはウイングの「建設合体DXケンセツオー」。ダンプ、ブルドーザー、クレーンが合体してロボに!
トランスフォーマーとかの王道じゃなく、いきなり変化球のアイテムから買うのもどうかと思いましたが。


スーパーB級変形ロボット大戦 ダガング

スーパーB級変形ロボット大戦 ダガング